愛する人を亡くすこと

みなさん、こんにちは。久しぶりの日記となりました。

ふと道を歩いていて、もう秋という季節の中にいるのだなぁと黄色や赤に染まった

木々を見て改めて実感しました。

季節は本当にするりと通り抜けてしまいます。時間が経つのは早いものです。

もう今年私も40歳です。そんな私には小学校4年生のときから30年の付き合いの友人がいます。

9月か10月におうちに遊びにいくねと約束していたのに、赤ちゃんを産んだ後、

帰らぬ人となってしまいました。もうかれこれ2週間になるので、私自身のグリーフ

ケアも進んでいますが、まるで私の中の一部がなくなってしまったように感じています。

しかしそれと同時に、亡くなったその友人が色んな手を使って私や他の

友人達にアクセスしてくれているのも感じて、なんだか不思議な気分です。

それは私の夢に登場したり、私の直感を使って言葉を伝えてきたり、不思議な現象を

起こしたりということですが、それを体験した誰もが「あ、これは彼女だね」

と確信しているのです。科学的な根拠はないけど、そうなんだと納得できるのです。

お通夜・お葬式に列席して、亡くなった友人の旦那さんは、本当に彼女のことを愛して

いたのだなぁということがしみじみ伝わってきて、涙が止まりませんでした。

お棺の中の彼女にたくさんの花が添えられるのを見て、まるでそれは愛を精一杯もう一度

彼女に注ぐようなセレモニーに感じました。母からの愛、父からの愛、兄弟からの愛、

そして親戚や会社の同僚、友人たちからの愛・・・。こんなにも1人の人間が生前多くの

人たちと関わり、愛されていたのだなぁと感じずにはいられませんでした。

誰か大切な、それも愛する人を失うことは悲しいことですが、残された人・生きている

人に大事な気づきをもたらしてくれるのも事実です。私は彼女の死から色んな気づきを

もらいました。愛するとは何なのか、パートナーとは自分にとってどんな存在なのか、

生きるとは死ぬとはどういうことなのか・・・自分なりに考えるきっかけになりました。

私は今自分が生きていること、そして当たり前のように隣にいる夫をより愛おしく感じています。

大切な人を失ったことのある人は、当たり前が当たり前でないことを知っています。

そういうことに改めて気づけたことは、今回私が受け取ったギフトでもあります。