感情を感じるということ

岡田氏と記念撮影♪

今週に入って、神戸市の学校も再開され、マスクをする人も一時期よりもずいぶん減ってきた印象を受けます。先週、先々週と神戸は集団ヒステリー状態になっていたのでしょうね。神戸という場所にいて、それを体感できたことは貴重だったと思います。新型インフルは季節性のインフルと同様との政府の見解も出たので、5月30日からはマスクを外してカウンセリングさせて頂きます。もしご心配な方はおっしゃってくださいね。マスクをつけますので。

さて、先週末、私は大阪で久しぶりにゲシュタルトセラピーのワークショップに参加してきました。画像はファシリテーターの岡田法悦氏。この方の書かれた「実践・“受容的な”ゲシュタルト・セラピー」は、私のバイブルにもなっています。ミーハーな私はサインを頂きました!このワークショップでははじめてお会いする方が多かったのですが、どの方にもなにか強いつながりのようなものを感じました。

ゲシュタルトセラピーでは、「今ここで」に焦点を当て、何を感じているのかを大切に見ていきます。
実は感じるということは非常に難しくもあります。ワークショップのエクササイズを通して、私たちが普段いかに「思考」や「想像力」を働かせているかに気づきました。

例えば、今みなさんの目の前にピンクのスカーフをした人がいるとします。その人を見て、あなたが感じることはなんでしょうか?

・・・この人はピンクが好きなのかな?
・・・この人は明るい性格の人なのかな?
・・・この人はおしゃれなのかな?
・・・このスカーフはきっとブランドものよね

上に挙げたものは実は「感じること」ではありません。上に挙げたことは考えていることなのです。あくまでも想像したものにすぎないし、本当のところはピンクのスカーフをした人でなければわかりません。もしかして100均で買ったスカーフかもしれません。でも、ピンクのスカーフをしている人を見て、「ピンク色を見ていてなんだか胸が温かくなりました」とか「ピンクを見ているとウキウキしてきて楽しく感じます」というのが感じることです。

カウンセリングではもちろん「思考」も扱いますが、基本的には「感情」に焦点を当てて進めていきます。自分の感情をしっかり感じ、それを表現した時、心の中が軽くなっていくのを感じることでしょう。カウンセリングを通して、みなさんの心が軽くなって生きやすくなることを私はいつも願っています。