老健施設、母と祖母
7/1で大学院の春学期も終わり、やっと私の祖母にゆっくり会える時間が持てました。
うちのおばあちゃんは今実家近くの老健施設にお世話になっていて、この9月に94歳になります。
母はまだ仕事をしながら毎日祖母に夕食を食べさせに通っています。
老健施設には色んなおじいちゃんおばあちゃんがいて、それぞれに生きてきた人生を感じます。
今まで幸せに生きてきたんだろうな〜と思う笑顔の人、誰にでも攻撃的な言い方をする人、「ここにいていいんかな?」と言いながら自分の居場所を探して歩き回る人。寂しそうにする人。
そんなおじいちゃんおばあちゃんを見ていると、なんだか泣けてくる。家族さんが一生懸命介護に付き添っている姿や、施設で働く人たちを見て涙がウルウル出てしまった。あー、この人たちにはそれぞれの人生があって、一生懸命生きてきたんだなぁって。介護するスタッフも素晴らしいなって。
うちの祖母は、私の名前だけはちゃんと覚えていて、顔を見て「みっちゃん」とつぶやいてくれました。「みっちゃん」という言葉もはっきりと発音できてない感じなんだけれど、でもちゃんと私のことは分かるんだと思うと、嬉しくなります。
トイレも食事も全介助が必要な祖母を母がとても大事そうに世話をする。赤ちゃんみたいな祖母を自分の子どもみたいに。
そんな母の姿を見ていて「母は十分に出来なかった子育てを今しているのかも」と感じたわたし。
私は祖母に育てられたようなものなんです。祖母が私のお母さん代わりだったなぁ。
いつも母と一緒にいるとイライラすることが多いけど、この日はとってもその姿がいとおしくみえました。たくさん話をして、実家近くでたまたま開催されていた夜店にも2人で行ったよ。
あー、わたしも歳を取ったのかもなぁ。そして母もそれだけ歳を取ったんだねぇ。しみじみ。