死ぬということ

昨日は母校の大学で行われた合同追悼ミサに出席してきた。少し前、大学からの会報を見て、クラブの1つ下の後輩とフランス語を教えてもらった先生が亡くなったと知ったからである。めったに会えない同期の友人と3人でミサに参列した。久々に賛美歌を歌い、神父様のお説教を聞いた。

神父様は「人は亡くなってからの方がはるかに大きな力でこの世に残された人たちをサポートすることができる」とおっしゃった。私の心にもこの言葉はすっと入ってきた。
そしてうちの父が亡くなってから母が同じようなことを言っていたのを思い出した。「パパは死んでも魂は必ず私たちと一緒に存在しているし、守ってくれている」と。確かに、守ってくれていると感じてきたわたし。

かけがえのない人が亡くなるのはとても悲しいし、残念なことである。しかし死ぬということはまた新たな魂の誕生でもあるのだ。今日私は亡くなった後輩が私達をこうして再会させてくれたと思った。どうもありがとうね。あなたは先輩である私達をとても慕ってくれて、人懐こい性格だったね。あなたとあの時代、あの瞬間に出会えてよかったです。