御巣鷹山に思いをはせて

御巣鷹山の事故から25年。

毎年この時期になると、命について考えます。

色んなことを思い出します。

高校1年生の夏・・・忘れもしない8月12日。

3人の恩師を亡くしたあの夏の日。

飛行機事故で亡くなった男の先生の1人は、もうすぐ第二子が生まれる

予定でした。結局その先生が亡くなった直後に先生の奥さんは女の子を

無事出産されたと聞きました。亡くなった先生はひそかに子どもの名前を

考えていらっしゃったのだけど、秘密にしたままこの世を去ってしまいました。

本当はどんな名前を考えてたのでしょうか?無理にでも聞きだせば

よかったなんて、高校生の私は後悔してました。

あれから25年。あの時生まれた先生のお嬢さんはもう成人されて

社会人になられているのでしょうか?

どんな思いで生きて来られたのでしょうか?

私たちが残した追悼文集など読んで、お父さんってこんな

人だったんだと感じてもらえたでしょうか。

その女の子が先生の分まで強くたくましく生きていることを

心から願っている私です。

・・・生きている年月が長くなればなるほど、私の中に色んな

体験が積み重なってきます。喜びも悲しみも。

傷つくこともあるけど、愛を感じる日も多々あります。

それが人生なんだろうなぁ。どんなことがあっても一日一日

大切に生きていきたいなと思いを新たにしています。